大合格
アメトークで宣伝されてて、その回がめちゃくちゃ面白かったので買った。でもテキストで読んだらイマイチだった。あの語り口調は動画だから面白いのであって、そのまま本にしてもつまらない。
新書で出るのかと思ったら、単なる新書をパクった装丁、しかも他社の、おそらく岩波の、というお粗末さ。とにかくタイトル+表紙と中身が全く合っていない。副題そのままじゃ客層が広がらないのであえて狙ったのだろうけど、中身がペラペラなのでそのギャップが全く面白く響かない。本文にしたって、最後の相談回答内で、唐突に大合格というワードが出てくる。大合格という題名ありきで、釣った感じ。
中身も高校生向けなので表現がかなりペラい。
著者のコンテンツそのものをディスっているわけではなくて、この路線で行くなら大人向けにリアレンジして出して欲しかったし、内容が中高生向けならそれらしく装って欲しい、プロデュース面のちぐはぐを解消して店頭に出して、買う側を惑わせないで、という要望。
大学と学部どちらを取るか、
文化祭準備で総スカンに合った話、
あたりはとても良いな、と思った。でも話し言葉じゃなくて、ちゃんとした文章でまとめて欲しかった。口語調でやるなら、書籍じゃなくて、オーディオブックなどで出して欲しい。