zuwaigani3のブログ

個人の感想文です。ひとり読書会。

2017-01-01から1年間の記事一覧

フランス女性は太らない

レコーディングダイエットの指南、そしてヴーヴ・クリコのポジショントーク、といった印象が強いけれど、そうだった、レコーディングという手があった、と思い起こさせてくれたので私にとっては良本である。 早速レコーディングして、というかレコーディング…

イラストでときめく片付けの魔法

こんまり先生の第1作から、ベッドリネンは洋服扱い?と気になっていたのだが、本書によると小物扱いだった。すっきりした。 とにかく小物の定義がけっこう広い。小物の解説だけでさんぶんのいちほどページを割いているのではないか。 自分自身の片付け祭りは…

プラチナエンド 6

あとからあとから都合の良いルールが出てくるので、謎解き要素はイマイチなのだけど、絵が綺麗なので、買い続けている。とにかく絵が美しい。週刊でない分、書き込みが半端ない。週刊でなければここまで極められるのか、と考えると週刊誌の存在がご無体だな…

東大教授の父が教えてくれた頭が良くなる勉強法

この手の勉強法本を見るといつも思うのだが、それって本にして売れるほど特別なことだったのか...という驚き。 地方で予備校もない田舎だと高3の部活引退後から受験勉強をはじめ、行き着いた最高着地点で身を収める。全敗以外で浪人はしない。だから本書のよ…

月影ベイベ 9 完

小玉ユキ先生の長期連載終了。 2017年は、月影ベイベ、タラレバ、君に届け、と個人的に推しの作品が立て続けに終了かかっていて、感慨にふけりつつ、いずれの作者さんも出産、子育てしながら漫画を描いているという共通項を見つける。9巻はフィナーレ巻で、…

君に届け 29

ついに次巻が最終巻。長かった。 最近、レジェンドな少女(女性向け)漫画がポツポツ終わりはじめていて、私まで気持ちが高まり荒ぶっている。 長い長いと言われていて、たしかに14巻あたりの両思い完結編で区切ったら、なかなかまとまりの良い漫画だと思うの…

東京タラレバ娘 9 完

ついにタラレバ娘が最終巻に。 ドラマも見ていたんだけど、なんだあれは、という内容とソフトな終わり方で、きっと本編はえぐってくれるだろうと期待して読み進めていたのだけど、もうめちゃくちゃに、めちゃくそに面白かった。とにかくKEY君がかっこいい。…

しんせかい

表紙をみて、こういうの、あんまり好きじゃないなあと思って、書き出しを読んで、ああやっぱりこういうの好きじゃない、狙っている感じが、と思ったのだけど、【谷】に入ったあたりから、ぐんぐん面白くなってきて、それはなぜなのかというと、このわざとら…

進撃の巨人21

乙嫁語り9

[漫画] とりかえ・ばや1-11

1巻から11巻まで一気に読んでしまった。 絵柄が好みではなかったのだけど、試しに読んでみたらめちゃくちゃ面白かった。 この絵、どこかでみたことあるなあと思ったら、藤本ひとみ先生のなんとかシリーズの挿絵の人だ。20年以上も前だったと思うのだけど、あ…

パークライフ

読み返し。当時、芥川賞受賞をきっかけに読んだのだけど、そういう理由で読んだ本のなかではけっこう気に入っていて、もう一度読んでみた。 芥川賞受賞、それはかれこれ15年前で、その書評のなかに、「スターバックス」が作中に出てくるのは是か否か、という…

働くママの時間なんとか本

読み返し。 それこそ時短のために、チェック表でチェックして弱いところだけ読んだのだけど、やっぱりこの本は良い。こんまり本にも通じるところがあり、書類は全捨て、気に入らないプレゼントはお礼を込めて全捨て。こんまり本よりもずっと前に刊行されてい…

海の見える理髪店

なにかの賞を受賞してタイトルを知ったので読んだ。文章が若い感じがして芥川賞だったかなと思ってたら、直木賞だった。中堅の作家さんにしては言葉遣いが軽くて、あれ?女性なのかなと思ったら男性で、あれあれ?と思っていたら、コピーライター出身の方だ…

大合格

アメトークで宣伝されてて、その回がめちゃくちゃ面白かったので買った。でもテキストで読んだらイマイチだった。あの語り口調は動画だから面白いのであって、そのまま本にしてもつまらない。新書で出るのかと思ったら、単なる新書をパクった装丁、しかも他…

今日は会社休みます 13 (完結)

13巻が届いた、これが最終巻らしい。 表紙がカジュアルウエディングふうの衣装で可愛い。最初は変な設定のマンガだな...と思いつつ、最終巻まで付き合った。13巻のお話自体は卒なく中身もなく、結婚までの日常を綴っているだけでたいして面白くない。朝尾派…

異類婚姻譚

芥川賞受賞異類婚姻譚、本谷有希子タイトルと著者名だけでもう好きになっていた、これは受賞してしかるべきだと。そう安堵して読んでいなかった、なのになぜか読んだつもりになっていた一冊。でも読んでみたら意外と今ひとつだった。あれ。 本谷さんは映画「…

コンビニ人間

面白かった。 まず、出だしが良い。数ページ引き込まれる。途中、ひねりのない会話が続いて肩透かしを食うのだが、その抑揚のない意味のなさそうな会話もちゃんとシークエンスになっていて、あ、やられた!と思う。最初は表現が稚拙なのだが、それすらも接点…

裁判官の爆笑お言葉集

爆笑というほどではなく法廷という空気のなかで、ウィットに富む言葉選び、記憶に残る言い回しした判決集という感じ。自分の審判の際には、面白くなくて良いから、真面目な裁判官に当たりたい。